日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 27日目
熊本県小国町から久住連山 坊ガツルまで

地元では丸6日間のんびりした。体重を少し戻したかったので、暴飲暴食気味で楽しく過ごした。今日からはまず大分県の佐賀関を目指す。

今日は朝の5時半に自宅を出発した。寒の戻りで冷え込んでいたので長袖長ズボンを着て歩き出した。空には厚めの雲がびっしり詰まっている。雨が降ってたようでとても空気がしっとりしている。

20分ほど歩いたら空の雲がばらけだし、その間から朝日が差してきた。厚めで柔らかい雲がバニラ色に染まりとてもきれいだった。

インスタントコーヒーを買うのを忘れていたことに気づき途中コンビニに寄った。残念なことにインスタントコーヒーが無かったのでココアを買った。

寄った後はそのまま瀬の本まで一気に歩いた。身体の調子は良く、朝ごはんもしっかり食べていたので気持ちよく歩けた。疲れはほとんど感じない。

この後道路をそのまま歩いて行くか、久住連山を越えて行くかで悩んでいたが、山が気持ちよさそうなので山越えすることにした。

瀬の本から登るのは2回目だが、このルートは人が少ない割に道も歩きやすいのがとてもよい。連休に入っているが扇ヶ鼻まで誰にも会わなかった。

山の上はまたさらに冷え込んでおり、扇ヶ鼻の手前から霧氷が見れた。4月終わりに霧氷を見たのは初めてで、新芽が薄い氷に覆われてとても寒そうにしていた。

その後せっかく霧氷も出てるしと思い星生山まで登ったが、霧氷はほとんど溶けていていつも通りの感じだった。硫黄山の煙はいつもより多めに出てる感じがした。

そのまま星生の尾根を歩き、久住分れから坊ガツルまで降って行った。14時過ぎに着いたがすでにたくさんのテントが張ってあった。

晩御飯にするには早いので、ジョン・コルトレーンを聴きながらココア片手に新田次郎の八甲田山を読む。山とジャズは最高に合うが、新田次郎とジャズはなんか違う気がした。

16時過ぎに法華院温泉までビールを買いに行った。エビスにした。今日の晩御飯は割としょぼいので、極力他の人の晩御飯を見ないようにしながら晩御飯を食べた。

今日は山を含めいつも通りの距離は歩いたが、全て自分の中でローカルの道だったので、旅感はほぼ0だった。なんか普通に久住にキャンプしにきたような感じだ。至っていつもの休日。

明日は反対側に降りて、大分に向けて少し歩く予定。

歩いた距離・15㎞

使ったお金・800円

春の霧氷 扇ヶ鼻より
春の霧氷 扇ヶ鼻より

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