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日本縦断 101、102日目南蔵王縦走 刈田岳〜山形市内まで | 日本単独歩行記

日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 101、102日目
南蔵王縦走 刈田岳〜山形市内まで

101日目

朝6時に起床。とてもぐっすり眠ってしまった。ねずみの物音で熟睡できるか心配だったが、杞憂に終わった。かなり疲れていたのだろう。

とっくに空は明るく、青空が広がっている。朝ごはんを食べて、7時20分に避難小屋を出発した。昨日でほとんど水を消費してしまったので、ザックがとても軽くなった。

刈田岳には1時間かからずに到着した。この辺は蔵王山域の主峰にあたる部分だ。大きな火口が一つあり、緑色をした火山湖が火口の中央に鎮座している。この魔界の入り口感がなんとも良い感じだ。

少し休憩した後、熊野岳まで往復で歩いた。熊野岳は山というよりかは、火口周辺の少し高い丘みたいな場所だ。山頂には神社がひとつ立っている。

近くに避難小屋があり、その先火口に落っこちそうな所まで歩くと、コマクサが沢山生えていた。よくこんな所に咲くもんだと思った。

のんびり火口周辺を散歩した後は、蔵王の国営野営場まで下山した。天気が素晴らしく、久しぶりに気持ちのよい穏やかな登山だった。

野営場はとても静かで快適だった。木陰も多くて、この時期でも昼間からテントの中で涼しくのんびりできるのが良かった。

102日目

野営場を出て山形市内まで歩いた。

途中、ミツバチが道路の上を大量に飛び回っている箇所があった。どうやら巣をまるごとひっくり返されたようだった。これはおそらく熊の仕業だろうと思った。とにかく大変なハチの量だったので、恐る恐る道路の脇を歩いて通過した。

明日からは月山に向けて歩みを進めていく予定。

歩いた距離・25㎞

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