日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 74日目
富山県立山〜長野県北安曇郡

昨晩は天の川が見えるぐらい快晴だった。その分冷え込みも激しく、朝方はテントの外張りが凍っていた。

今日は立山に入っていちばんお天気が良かった。出来れば今日も登りたかったが、晴れているうちに次登る山の登山口まで移動したいので、なくなく諦めた。

7時頃、雷鳥沢を後にした。昨晩の冷え込みで、雪もいい感じに締まっている。天気が良いので、雷鳥たちはハイマツの下でじっとしているようだった。

室堂からはまず、トロリーバスに乗って大観峰駅まで行く。バスは立山のど真ん中を貫通させたトンネルを通る。10分ほどで大観峰駅に到着した。

大観峰駅からはロープウェイで黒部ダムまで降る。ロープウェイからは、今日歩こうかと思っていた谷が見えた。やはりピッケルが無いとキツそうだった。ここは今回歩かなくて正解だった。

黒部ダムは生まれて初めて訪れた。とんでもない秘境にある、とんでもなく巨大な建造物であるということは知っていたが、まさにその通りだった。実際、歩いて来ることさえ出来てない。

そのあとは、関電トンネルをバスで抜け、扇沢からは歩いて大町方面に下りた。扇沢あたりの山の中は、すでに夏の虫の鳴き声がし出していた。

今日は天気が良いので、信濃松川駅近くの河川敷の公園にテントを張った。明日は中房温泉まで歩く。

歩いた距離・25㎞

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