日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 69日目
富山県富山市 停滞

週間天気予報をみて考えた結果、今日まで富山市内に停滞する事にした。今日は漫画喫茶で1日を過ごした。

せっかくなので、読みたかった漫画とそのアニメ映画を見た。「この世界の片隅に」という作品だ。戦争終結直前、直後の広島県呉市を舞台とした物語だ。

漫画最終話「しあはせの手紙」は強く印象に残った。メッセージと言うよりかは、問題提起という形で心に突き刺さる感じがあった。人間の愛や幸せなんてとてもちっぽけだけど、貴方は貴方自身のそのちっぽけな愛や幸せに気づけてますか?見落としていませんか??と。

この前読んだ、「星の王子様」に出てくるキツネが言ってた「いちばん大切なものは目に見えない」というテーマがすこし似てるなと思った。そのテーマに、「死」と言うものを強烈に意識させながら問うてくるのが「しあはせの手紙」だと思った。

その問いのヒントとして、あの最後の見開きカラーページなのかも知れない。作者からのギフトと言ってもいいかも。もし呉市に行くことがあったら、あの景色探すんだろうなあ。

うーん、ここ2日は、ただ読書感想文を述べるだけになってしまった。天気悪いし旅中こんな日があってもいいよね。

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