日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 68日目
富山県富山市 停滞

今日は休養日を兼ねて、旅で消耗した道具を新調したり、登山に向けて食料を調達したりした。

午前中は雨がしとしとと降っていた。午後は雨が止んだ時間があり、雲の合間から立山がちらっと見えた。雪はまだ残っているようだ。山が見えたので少しホッとした。

割と早く用事が済みすぎて、ホテルのチェックインまで時間があまり過ぎた。駅のベンチで本を読んだり、らしくもなくスターバックスでコーヒーを飲んだりした。

登山用品店で、歩行用の靴やテントマットなどを諸々新調した。店員にステンマグが壊れた話をすると、おまけでシェラカップをつけてくれた。シェラカップは使ってみたかったのでとても嬉しい。

ホテルでも本を読んだ。サン=テグジュペリの「夜間飛行」を、一度目読み終わった。比喩表現が多く、読書初心者の僕にとって一度ではイメージしきれない部分が多かった。もう何回か読み直さないといけない。

しかし、登場人物のパイロットに襲いかかる、夜のアンデス山脈の描写は良かった。夜の山が持つ、実態の見えづらい、恐ろしさを含んだ存在感というものを感じる描写だった。当時は、山を軽々と越えれるような飛行機はまだ無かったのだろう。

そんな恐ろしくもある山へ僕もむかいたいわけだが、明日は雨が強くなりそうだ。明日も読書の日かな。

歩いた距離・5㎞

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