日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 60日目
福井県小浜市〜美浜町

昨夜、近くの草むらから、今まで聞いた事のない動物の鳴き声がしてとても驚いた。調べてみると、どうやらキツネの鳴き声のようだ。

擬音で表現するのが難しいが、何かを強く訴えかけてくるような強い鳴き声が、とても不気味だった。キツネはコンコンと鳴かないことを31歳になって初めて知った。

朝起きて外に出てみると、草むらはすっかり静まり返り、動物の気配は消えていた。この河川敷の草むら以外は隠れる場所がないので、夜までこの草むらの中でひっそりとしているのだろうか。

今日も天気がよかった。昼過ぎから気温が上がって少し暑かった。午前中、一面に広がっていた青空は、午後から少しずつ白い雲に隠されていった。

北陸に入ってから、周りに見える山の雰囲気が少しずつ良くなっている気がする。日本アルプスの気配が少しずつ近づいているのだろうか。自然と山を見る回数が増えてしまった。

今日は浜辺の公園にテントを張った。まだ日は高く、テントの中が蒸し暑かったので、外でご飯を食べることにした。

さあ食べよう、と弁当の包装を開けようとした瞬間、目の前を何かが通り過ぎ、手に持った弁当に衝撃を感じた。トビが食い物を狙いに来たようだ。幸いにも弁当は手元に残っていたが、数羽のトビが隙あらばといった感じで上空を漂っている。

さすがに晩御飯を盗られたらかなわんと、止むを得ずテントでご飯を食べることにした。テントに入ると、流石に諦めたようでどっかにいってしまった。

いつもは気持ち良く眺めさせて頂いているトビ。さすがに今回ばかりは、このやろう、と思ってしまった。というか思わず口にしていた。これも人生31年にして初めての事だった。

歩いた距離・32㎞

使ったお金・2000円

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