日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 47日目
岡山県真庭市〜新庄村

本日も早朝から歩き出した。少し標高が高いからか結構肌寒かった。吐く息も少し白くなっていた。

歩き出してすぐに峠道に入った。標高550mぐらいの峠だったが、久しぶりの登り坂で疲れた。

峠を下りきったところに商店があったので少し立ち寄った。お店の中には猫が1匹座っていて、人はいなかった。パンとお菓子を買おうと思い、レジ越しに店の人を呼んだがだれも出てこない。しょうがないので猫と遊んでようと思ったが、猫もすぐにどっかにいってしまった。少しさみしかった。

しばらくして店のおばちゃんが出てきた。大型ザックについて聞かれたので、旅をしていることを話した。そのあとパンとお菓子を購入して外で休んでいたら、おばちゃんがバナナを一房くれた。今日の道はなかなかエネルギーを使いそうなのでとても助かった。

商店からはひたすら農村風景が続いた。ちょうど田植えが終わったところのようで、田んぼからは短い稲が等間隔に突き出ている。新緑に色づいた山に、ぽかぽかと浮いた羊雲の影が所々に落ちていた。とても心地よい風景だった。

農村地帯を抜けると、本日ふたつ目の峠道にさしかかった。標高750mの峠なのでなかなか大変そうだ。峠に入る前にバナナを2本食べた。

峠道は沢に沿ってずーっと続いていた。なかなか水が綺麗で足をつけたら気持ちよさそうだった。道は急勾配ではないがひたすら登り続けている。

5㎞ぐらい登ってようやく峠に着いた。とても気持ちいい風が吹いていた。ここで休憩してバナナをまた2本食べた。さすがに標高も高くなったので、休憩していたら肌寒くなった。

ここからの下りはなかなか勾配がキツかったので、足が疲れた。下りきって少し歩いたら目的地の道の駅に着いた。食堂でご飯を食べれたらと考えていたが、すでに今日は終わっていた。

道の駅で晩御飯になりそうなものを適当に買って、近くの河川敷の公園にテントを張った。今日は、星野道夫の旅する木を少し読んだら寝よう。山はまだだが明日が山場だ。

歩いた距離・35㎞

使ったお金・1400円

岡山県新見市の農村風景
岡山県新見市の農村風景

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