日本単独歩行記

ただの歩いた記録

日本縦断 42日目
香川県志々島〜坂出市

昨晩はそんなに冷え込んだ訳では無かったが、薄着のまま横になっていたらそのまま寝てしまい起きたときには鼻水ズルズルになっていた。なぜか目も痒くなってくしゃみが止まらなくなった。

その後はちゃんと寝袋の中で寝て、早朝3時ごろ再び起床。大楠と星空の撮影をしに出かけた。相変わらずくしゃみが止まらないので、降るのがたいへんだった。

1時間程写真を撮ったあと、東屋にもどり1時間ほど寝直した。起きるとすでに太陽は顔を出していた。すこし朝日を眺めたあと、荷物を片付けて港に戻る準備をした。

今朝は島のおじいさんに撮った写真を見せる約束をしていた。港に降りるとすでにおじいさんが待っていて、コーヒーを飲もうと言う事で島の資料館みたいなところに案内された。

おじいさんも写真を撮る人で、資料館にはおじいさんの撮影した写真が並んでいた。ソファでコーヒーを飲みながら、今朝の成果報告と旅の話とかをした。

大楠が生えている周りの地形について尋ねると、あの地形が土砂崩れが原因だということを教えてくれた。楠木が土砂ごと流れ、幹の下の方が土に埋まってしまったことで今のようになっているそうだ。昨日の予想は見事に外れた。

船の時間が近かったのであまり長くはお話出来なかったが、とても楽しく充実した時間だった。お土産に余ったひなあられをもらい、バタバタ船に乗った。振り返るとおじいさんが港で僕を見送っていた。

船は気持ちよく海を走り、20分ほどで昨日の港に戻ってきた。とりあえずコンビニでパンとコーヒーを買って朝ごはんにした。今日もとても暑くなりそうだ。

どんどん気温が上がる中、10㎞ほど先にあるうどん屋を目指す。今日行くお店は、クロスポイントの店長も勧めていた「長田 in香の香」というお店だ。

11時前にお店に到着したが、すでに駐車場には沢山の車が停まっていた。そういえば今日が日曜日なのを忘れていた。

店内に入るとすでに沢山のお客さんがうどんを待っていた。大型ザックを背負っているとこういう時に気まずい。できるだけ邪魔にならなそうな場所にザックを置き席に着いた。

今日は暑いので冷たいうどんを頼んだ。大が麺1.5玉で350円だ。結構厨房が忙しそうでなかなかうどんはやって来ない。待っている間に注文レジの前にはどんどん人が増え、気づいたらたいへんな行列が出来上がっていた。

20分ちょっとたってようやくうどんが来た。一口食べて昨日までに食べたうどんとは明らかに麺の質が違うのに気づいた。麺を噛み切るまで、しっかりとした弾力を歯に感じる。やっぱりおすすめの店は違う。

あっという間にうどんを平らげてしまった。もうひと玉ぐらい食べたかったが、客も多いので速やかに店を出た。今日まで3店舗食べてみてそれぞれ美味しくいただけたが、麺に関してはここが一番印象に残るものとなった。

お腹いっぱいになったのであとは今日の幕営予定地まで歩くのみ。途中1回だけ休憩した後、余力を持って到着した。午後はなかなか暑かった。

今日は高架下の河原にテントを張った。高架下だと案外早めの時間に張っても抵抗がないのが良い。明日は高松まで移動して、女木島でキャンプしようと思う。

歩いた距離・27㎞

使ったお金・2000円

志々島の大楠と星
志々島の大楠と星

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